感動するミスチルの曲10選
今日は僕の好きなミスターチルドレンの曲を紹介していきます。
- 第10位 「Image」
- 第9位「It's a wonderful world」
- 第8位「エソラ」
- 第7位「NOT FOUND」
- 第6位「花言葉」
- 第5位 「UFO」
- 第4位 「turn over?」
- 第3位 「HANABI」
- 第2位「sign」
- 第1位 「しるし」
- 殿堂入り 「口笛」
第10位 「Image」
オススメ歌詞「楽しく生きていくイメージを膨らまして暮らそうよ。
この目に映る全てのことを抱きしめながら・・・」
この曲は日常の小さな幸せを感じていきましょうという前向きな曲であるが、実際現実では僕らは見栄やプライドや地位や名誉、お金、名声などいろいろな邪魔なものが絡んでおり、その日常の小さな幸せを感じずらくなっている。いつもなにか追われており、自分の人生を楽しく生きていくということをおろそかにしてしまう。
でもこの世の中は海や風、空、子どもの笑い声、手のぬくもり、生きていれる生命、愛といった幸せで満ちている。いつからか、僕らはそれを当たり前と思い、その幸せに気が付くことがなかった。だけど、そんなありふれた日常の中にある幸せをかみしめていこう。というメッセージがある。
僕自身子供が生まれ、父親になるということが分かったときに子供にどんな景色を見せてあげたいかと考えさせられる曲でもあった。
第9位「It's a wonderful world」
オススメ歌詞「この世界は今日も美しい。そうだ美しい。この醜くも美しい世界で」
この曲もImageと似ているところがあるが、この世界は美しいだけではなく「醜い」という表現もしている。
前向きな曲というよりかは、あきらめに近い曲のように感じる。
この世界は醜い。だけど僕らはそれを受け入れて、そこで歩いていくしかないんだよ。と。そんなメッセージが込められていると思う。
今僕が過ごしている時間が、歩いている道が無駄なものだと感じたとしても、死ぬまでの時間を使って行っていることだからそれは無駄ではない。
嫌なことがあって苦しくなったとしてもそれは無駄ではない。
この醜い世界を歩いていくためには必要なエッセンスである。
だけど、醜いだけではない。もっともっと単純で小さな幸せもある。
だから、この世界は美しくもあるよ。
そんなことを語った曲だと思う。
第8位「エソラ」
おすすめ歌詞「心さえ乾いてなければ、どんな景色も宝石に変わる」
まさしくその通りと思った曲である。
全ては自分の気の持ちよう。何が起こったとしても、自分の解釈によって喜劇にも悲劇にもなる。
自分の心さえやけくそになっていなければ、腐ってなければ、身の回りの風景が色づいて見える。ということだ。
音楽によって、人は忘れたり、思い出したりする。記憶とともに体に刻み込まれていく。
懐かしい思いを感じたり、ノスタルジーを感じたり、悲しくなったり、心をいやしたり、元気をもらったり、音楽の力は無限大である。
だからこそ僕らの心持ちが大切なんだ。
第7位「NOT FOUND」
オススメ歌詞「痛みすら伴い歯がゆくとも、切なくとも、微笑みを、微笑みを」
ぼくはこういった矛盾を謳った曲が好きなのかもしれない。
君と過ごすことは苦しいことがある。心が折れ、罪悪感と劣等感を感じ、切ない苦しい気持ちを感じることもある。だけど、それでも一緒にいたいと心は矛盾を示す。
その苦しみが消えることはないのだけど、離れることはもっと耐えられない。
だから、歯がゆくても、切なくてもそれでもいい。嫌なんだけどそれでもいい。仕方ない。だから、道化を演じ、微笑みを絶やさぬように。
そんな感じだろうか。
ある種、割り切ったような、自分の気持ちに蓋をするようなその投げやりな雰囲気がとても好きだ。
恋愛の例は一つの例として、常に人生とは矛盾だらけである。
この絶望と希望の中で微笑みを絶やすことなく、
僕らは淡々と時を重ねていくのだろう。そんな雰囲気を感じた。
第6位「花言葉」
オススメ歌詞「種をまき散らかして、摘むことはできず、頭からつま先まで後悔しどおし」「君がくれた僕に足りなかったものを、集めて並べて忘れぬよう願う」
この曲は失恋ソングである。
しかし、ただよくある失恋ソングではなく、当時は相手の大切さを感じることは少なかったが、いざ別れてみるとどれだけ自分にとって大きくて大切だったかを思い出し、後悔している主人公の曲である。
いろいろな人と関係を持ち、遊びまくってた主人公。種とは精子をあらわしている。
だけど、結局ほんとうに大切な人とはだれなのかを知ることはできずにいた主人公。
その結果、自分のよき理解者でもあり、パートナーでもあった人と別れてしまう。
君からもらった思い出や、言葉、愛、ものを思い出して自分の心の中にしまっておく。忘れないように願う。同じような過ちを二度と繰り返さないように。でも、そう思ったとて、もう君が戻ってくることはないんだなと切なさいっぱいの曲である。
結局一番大切なこととは見えずらくて、近くにあるものほど見えなくなるんだなと思った。
失って初めて気が付くのだろうと思った。
酸素、スマホ、情報、人、お金、知恵。
すべて当たり前のように存在しているように思えるがどれもなくてはならないものである。
僕らは当たり前のものほどその価値を見誤るのだろう。
そして、失った時はもう手遅れなのだろう。
その隠喩として恋愛を上げている。
第5位 「UFO」
オススメ歌詞 「互いの胸の内に気付いてる以上、僕らは共犯者だ。念を押して確かめなくても。」
この歌詞から分かる通りこの曲は浮気・不倫をテーマにしている。
ボーカルの桜井さんもかつて不倫をしていたが、その時に心情などを描写しているのだと思う。
実際に浮気や不倫をしたときにはこのような気持ちになるのだろう。
名言のオンパレードである。
「上手くいかないことばかりだよと君が肩を落とすから、気が付けば抱き寄せてた」
「腫れ物を触るみたいな核心を避ける話題」
「僕を信じきっているあの人を嫌いになれもしないから、よけいわかんなくなるんだよ」
「僕らを包んで迷いも苦しみもない世界へと連れ去る」
「二人を夢の中へ連れて行っておくれ」
主人公のクズ感が存分に発揮されている。
だからこそこの曲が好きだ。
不倫や浮気をこんなにもきれいに歌い上げる、きれいなメロディーに乗っけるのは
さすが桜井和寿といったところか。
第4位 「turn over?」
オススメ歌詞 「面倒くさくて手に負えないな、この愛という名の不条理。懲り懲りだって思うけどキミなしじゃ辛い」
よくあるカップルの倦怠期みたいなものを謳っている。
日常の中に小さなすれ違いがあり、それが重なっていったりすると互いに相手の必要性みたいなものを疑問視し始める。
愛情も嫉妬も束縛もなにもかもうっとおしく思うし、面倒くさいと思うんだけど、
一緒に過ごした時間はまぎれもなく幸せを積み上げた時間。
その背景があるから、お互いの小さなずれや嫌いなところも愛していこうとする主人公。
どんなにうっとおしく思っても、君がいないほうがつらい。
君がこうして幸せを感じることができるのはその裏で一生懸命君の気持ちを考えている僕がいるってことを忘れないでねと伝えたい曲でもある。
すれ違いの毎日だとしても、それも愛情の裏返し。いろんな愛の形があってみな人それぞれ違う。
僕らの関係も華やかなものではなく、どこにでもいるカップルのありきたりな関係だけれども、
キミと一緒に入れる僕はきっと特別。
最大の出会いはキミで、最愛の人もキミです。
そんな倦怠期ながらも愛情を再確認できた主人公の曲である。
第3位 「HANABI」
オススメ歌詞 「君がいたらなんていうかな?暗いと茶化して笑うのかな?その柔らかな笑顔に触れて、僕の憂鬱が吹き飛んだらいいのに」
コードブルーの主題歌でもあり王道の名曲である。
まずメロディーが癖がなくキャッチーで心地よい。
そして歌詞もとても分かりやすい。
これはタイアップありきで作られたのだろう。
曲中に何度も出てくる「もう一回」というフレーズ。
これはため息交じりの悔しさをあらわすもう一回ではなく、
願望・希望をあらわしている。
そうあれたらいいなという心情がもう一回という言葉に表れている。
しかし、曲が進んでいくにつれてそのもう一回は意味合いが変わってくる。
最期のほうでは
「もうかなうことはない。戻ることはできない。それでももう一回。もう一回」
と熱い思いに変わっている。
絶望に道をふさがれた主人公の魂の叫びみたいなものだ。
そして一番最後の
もういっか~~~~~~~~~~~い
は鳥肌ものである。
そこには希望は全く感じず、投げやりかつ心強く、今までの歌詞を踏襲し、これまでのイメージが走馬灯のように駆け巡る苦痛のもういっかいである。
ライブ映像ではそれがひしひしと伝わる。
よくあるラブソングのように聞こえるが全くそうではなくて、どちらかというと「人生と後悔」をテーマにしているように感じた。
時の流れを感じ、もう戻れないことを悟るようなイメージだ。
Mr.Children「HANABI」 Tour2015 REFLECTION Live - YouTube
第2位「sign」
オススメの歌詞 「ありふれた時間が愛しく思えたら、それは愛の仕業と小さく笑った」
最高のラブソングである。オレンジデイズの主題歌でもあったこの曲。
まっすぐな愛が謳われている。
その愛は恋愛というよりかは人間愛といった壮大なもののように感じた。
愛の仕業というフレーズもなんともかわいらしい。
多くの男女に共感さえる歌詞をキャッチーなメロディーに乗せている。
まるで歩きながら口ずさむことを目的に作られたかのように、頭の中に自動的にインプットされて、いつのまにか口ずさんでいる曲である。
「いつかは裸になり、甘い体温に触れて、優しさを見せつけ合う」
夜の営みをこう表現するかと度肝を抜かれた。
そして「優しさを見せる」ではなく「見せつけ合う」という表現も独特だ。
一種の虚勢と演技が垣間見えるフレーズだ。
本当は1フレーズごとに解説をし、読み解いていきたいところだがこの辺にしておこう。
最後に
「似てるけどどこか違う、だけど同じ匂い」
このフレーズも言いえて妙ですね。
ドロドロした恋愛とは対照的に、なんともさわやかな雰囲気である。かといってポップでもなく、すっきりするわけでもなく、惰性感や気怠さみたいな印象、ノスタルジーを感じる曲でもある。
Mr.Children「Sign」 TOUR POPSAURUS 2012 Live - YouTube
第1位 「しるし」
オススメ歌詞 「狂おしく鮮明に、僕の記憶を埋め尽くす」
栄えある1位は「しるし」である。
この曲を初めて聞いたのは中学生のころだ。
当時はシンプルな恋愛ソングという印象を受けた。
しかし、この曲の制作過程で
「すべての恋愛に共感される曲」
という作り方をされているというのを聞き、驚いた。
つまり、単純な恋愛から不倫や浮気、家族愛、ペット愛など
すべての愛情に共感できる
いわば、最強の恋愛ソングなのである。
それでも僕は大切な人のことを想って、シンプルな恋愛ソングとして聴いている。
「最初からこうなることが決まってたみたいに」
これは誰しも思ったことがあるだろう。出だしがこのフレーズからだから、背景を自分の実体験で構成できるのがこの曲が多くの人に共感される大きな要因だろう。
「心の声はキミに届くのかな?沈黙の歌にのって」
沈黙の歌にのって?
どうしてこんな表現ができるのだろう。
もうお手上げである。
「半信半疑=傷つかない為の予防線」
恋愛では常に半信半疑。自分のことを好きだと言っていても、もしそうではないことを知ったら傷ついてしまう。
だから、信じれるものも信じすぎないようにする。
そんなかわいい恋心も謳われている。
「泣いたり笑ったり不安定な思いだけど、それが君と僕のしるし」
もう何も言えない。
感無量である。
「狂おしく鮮明に、僕の記憶を埋め尽くす」
これは終わった恋だと思う。
当時は何とも思わなかった日常の景色や音や匂いやすべてが
キミを失った今では
キミを思い出してしまう引き金になっている。
キミを思い出すたびに僕の記憶はキミで埋め尽くされる。
「狂おしく鮮明に」
この表現は天才過ぎないか。
君のことをこうして思い出してしまうことが苦しいのだ。
でも鮮明に思い出してしまう。
主人公のやりきれない、どうしようもない恋心が叫びとなって現れている。
そして「ダーリンダーリン」と続く。
殿堂入り 「口笛」
1位~10位は季節や時期や心境によって変動がある。
しかし、「口笛」だけはずっと変わらず僕の中でトップである。
全ての歌詞がいい。
こころが穏やかになり、落ち着く。
そして人生これでいいか。幸せだなと今の現状を認めてくれる曲である。
慰めるわけでも、励ますわけでもない。
日常の小さな幸せを教えてくれるそんな曲である。
「口笛を遠く、永遠に祈るように遠く」
今回はミスターチルドレンの僕の好きな曲を紹介しました。
あくまでも僕の解釈と思い込み、気持ちの入れようがありますので
間違った解釈をしているところも多々あると思います。
一緒にMr.Childrenももっともっと盛り上げていきましょう。
みすちる現象を再び!!