「自分の価値は何によって決まるのか？」

人の価値は何によって決まっているのだろうか？

僕の価値は何によって決まっているのだろうか？

そんなことを考えるあるきっかけがあった。

それは友人の一言から始まった。

友人は「仕事のできる人」として周囲に認められたいという。

何故かと問うと

「仕事ができる人は価値があるからだ」といった。

僕はその言葉を聞いて少し寂しく思った。

確かに仕事ができることはよいことかもしれないが

それがその人の価値を決めているようには思え無かったからだ。

じゃあ

「働けない人は価値がないのか？」

「一生懸命求職のために動いている人は価値がないのか」

「植物状態の人間は価値がないのか」

そんなことを思うとなぜか心苦しく思った。

もし「植物状態の人間に価値がないのだとしたら、生かしておくことはしないのではないか。」

そのひとに価値というものが何かしらの形で存在しているから生かされているのではないか。

そんなことを思った。

では人の価値は何によって決まるのか。

そして

誰によって決まっているのか。

そんなことを考えるようになった。

いろいろな人に訊ねた。

そこで１つの意見がすごくしっくり来たから伝えようと思う。

まず人の価値はだれが決めるかということだが

ひとのかちは他人が決めるのではなく

他人を通して自分で決めるのだ。

僕らは他人の評価ばかりを気にして生きてきた。

誰かよりかはマシだとか、だれだれには負けているだの。

就職試験や恋愛でも

全ては人の評価があって成り立つもの

そして社会というものはそのようにできていると

小学校の教育から自然と叩き込まれてきた。

だから人の価値は他人の評価によって決まるという錯覚をもたらす。

しかしそうではない。

人の価値は他人を通して自分で決めるのだ。

自分がいることでこの人は幸せだろうな

ってことは僕には価値がある。

そう自分で思えることが大切なのである。

人の評価ではなく、自分の評価だ。

仕事のできる人が価値があるのではない。

自分がした仕事が誰かの笑顔を作っている。

だから自分にはちゃんと価値がある。と思えたらそれでいい。

誰かからの価値なんてくそくらえだ。

そして、その価値はどこに作り出されるかというと、

自分のたどってきた過程に付加される。

たとえば、この人を笑顔にしたいと思い頑張る。

その結果、失敗した。

だとしたら、その人には価値がないのか？というと、

そうではない。

その人が目的に向かって行ったことすべてに価値が生まれれ来るのだ。

結果に価値が付くのではなく、そのプロセスに価値が付く。

恋人にプレゼントをするときに

恋人のほしいものではなかったとしても

きっと喜んでくれるだろう。

それはなぜか、

商品に価値があるのではなく、

その人が相手のために費やした時間や

悩んだ過程、理解しようとした姿勢

などそこに行きつくまでのすべてに価値が生まれているからだ。

だから、僕らは価値を得るために

仕事をするわけでも、誰かに気に入られるわけでも

生きているわけでもない。

僕らが最後を迎えるその過程に生きているのだから

もうすでにそこに価値は発生している。

結局何が言いたいかというと、

人の価値は誰かが決めるわけではない。

自分で決めることだ。

だから、人の評価とかくそくらえ。

自分が愛する人にとって自分が価値があると思えたらそれで充分。

そしてそう思える価値は

生きた結果ではなく、生きている今この過程で生まれている。

だから自分らしく生きていこうじゃないか。

今日も一日頑張ろう！！！

以上！！！！